のりこうのくうねるあそぶー

船尾修写真展「カミサマホトケサマ」

sawanonn2009-05-06

ずいぶん前にキリマンジャロ登山ガイドをしていただきお世話になりました登山家で写真家の船尾さんの写真展。…何度か行かせていただいていますが、今回の被写体は、海外ではなく、日本の「カミサマホトケサマ」!? どんな感じか想像つかなかったんですが…。


船尾 修写真展「カミサマホトケサマ」
会期:2009年4月15日(水)〜5月24日(日) 10:30–18:00
http://www.epson.jp/epsite/event/gallery1/09/0903.htm
石仏や五輪塔などが数多く残存し、さまざまな祭り、民族行事が地域ごとに伝承されている国東半島。ここは千数百年ほど昔から、六郷満山文化と呼ばれる古代仏教文化が栄えた地であり、東の比叡山と並ぶ日本文化の発信地であった。山麓や中腹には当時、六十を越す天台宗の寺院が建立され、その多くは現在も残存し民衆の祈りを受け止めている。そのほかにも山中に磐座や修行場などの霊場は数え切れないほどある。また、全国の八幡信仰の総本山である宇佐神宮がこの半島の付け根にあり、国東半島はその神領と位置づけられていた。
国東半島では日本にもともとあった原初的な山岳信仰と大陸から渡来した天台密教を中心とする仏教思想が融合し、さらには八幡神をも取り入れる形で、渾然一体となった独特の信仰が発展していった。このような民衆の信仰の成立過程に、現在の日本人の心に深く根ざしている宗教観の原型をみることができる。この展覧会では日本文化の古層、日本人が持っている遺伝子に刻み付けられた信仰心というものの正体を表現する。<エプソンサイトより>



船尾氏が移り住まれて…8年という年月の間に、どのようにとけ込まれた感じや暮らしぶりが想像できるような感じがします。どこにいても自然体でその地域や人々の間に異邦者でありながらも、すうぅーと馴染まれる船尾さん。地域の方たちとの信頼関係や、また地域の自然や宗教への畏敬感が、写真から溢れるように感じました。
…ていうか、国東半島…ヤバイっ!?
さすが船尾さんの目の付け所!?(笑)

 
そのちょっと他ではないようなその異端ぶり?に腰が抜けそうに…(笑)
本当に、ちょっと…目を見張り、また心臓撃ち抜かれるようなショック…というか何かを、いただきました。
大変…面白い写真の数々、神々しく興味深さに満ちた国東半島の写真展でした。ご案内、ありがとうございました! 


船尾修オフィシャルサイト→http://www.funaoosamu.com/