のりこうのくうねるあそぶー

大阪フィルハーモニー交響楽団 第429回定期演奏会

sawanonn2009-06-29

2009年6月29日(月)19:00開演
ザ・シンフォニーホールにて

【出 演】
指 揮:秋山 和慶
バリトン:福島 明也
合 唱:大阪フィルハーモニー合唱団、九響合唱団


【曲 目】
モーツァルト交響曲 第35番 ニ長調「ハフナー」K.385
ディーリアス/小管弦楽のための二つの小品
ウォルトン/オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」


【感 想】
合唱団があると観客動員が増えるものですが、今回も大合唱団に、3階のお席までぎっちりと埋まっていて、いつものことですが、ああ10年前とは違うよな〜変わったよな〜と感心せずにはいられません。(;^_^A


モーツァルトは、まぁ普通に、いつも気持ちの良い眠りを誘う〜綺麗な交響曲でした。
モーツァルトの本領を聴くには、オペラが一番良いかもしれない、と思います。


ディーリアスの曲は、聴いていると実に、英国的で、優しい日が差し込める…英国の田園的な丘がどこまでも続いていく…感じがしましたが。

この方、両親がドイツ人で英国生まれ、…きっと英国でいじめられた?みたいな感じもしなくはなく、米国フロリダへ逃げて農場で働くも、やはり欧州恋しく戻ってライプツィヒに留学して、セルビア人女性と結ばれて、フォンテンブローで生涯を過ごし、時々気に入った北欧生活も楽しんだ…っていう国際的な方なんですよね〜。
なので、英国人とは全然言えないと思うのだけど…イングランドの叙情派ディーリアス’って呼ばれるんですね。
まぁホントに曲も英国的で・・・不思議だなぁ〜(笑)


ウォルトンは前者のディーリアスが実にコンパクトな編成だったのを思うと、全く正反対の、これでもか!?的大編成!!、それだけでも実に見応えはありました☆
正真正銘? サーの称号まで得ている英国人のウォルトンのこの曲は、英語で〜!
故に単語がわかりやすくて、聴いていて、笑っちゃいそうになるほど…楽しかったです
言わずもがなな「バビロニアの栄華とその崩壊」を歌った曲で…
ゴッドオブゴールド」とか「ゴッドオブシルバー」とか「♪ミューーーーーーージック」とか☆
本場の英国歌手だと、きっともっとカッコ良かった…ことかと想像します。
しかししかし、なんという〜わかりやすくも、ムダのない、盛り上がるそのオーケステレーションに、ワクワク聴き惚れたのでした。


これだけの曲を、力みなく流暢に演奏された指揮の秋山氏も大フィルの演奏も、とても安定していて大変良かったです〜。