のりこうのくうねるあそぶー

ある公爵夫人の生涯

sawanonn2009-04-25

2009年4月24日(金)
TOHOシネマズ西宮OSにて。


ガーデンズのTOHOシネマは初めてでした!
見やすいし音良いし新しくて綺麗し、何より家から近い!!(笑) 
とても気に入ったので、これからTOHO系の映画はココで観たいな


さて、映画です。
Yahoo!映画より
あらすじ
最も裕福な公爵の一人、デヴォンシャー公爵(レイフ・ファインズ)に嫁いだ17歳のジョージアナ・スペンサー(キーラ・ナイトレイ)。聡明で美しい彼女は公爵夫人としてイギリス中の人々に愛されるが、夫のデヴォンシャー公爵はジョージアナに男子の後継者を生むことだけを望み、自身は離婚歴のある女性との愛人関係を続ける。(シネマトゥデイ


原題:The Duchess
監督・脚本:ソウル・ディブ
製作:マイケル・クーン、ガブリエル・タナ
撮影:ギュラ・パドス
美術:マイケル・カーリン
衣装:マイケル・オコナー
編集:マサヒロ・ヒラク
音楽:レイチェル・ポートマン
製作国:2008年イギリス・フランス・イタリア合作映画
上映時間:1時間50分
配給:パラマウント
キャスト: キーラ・ナイトレイレイフ・ファインズシャーロット・ランプリングドミニク・クーパー、ヘイレイ・アトウェル、サイモン・マクバーニー、エイダン・マクアードル、ジョン・シュラプネル、アリスター・ペトリ


感想
2009年アカデミー賞最優秀衣装デザイン賞初め、様々な衣装デザイン賞受賞という辺り、まずは衣装・ドレスの美しさに心奪われます!
主人公の登場場面、17歳のジョージアナの歩く姿を後ろからカメラが追っていて、そのドレスの腰からのタック(ギャザー)の美しさにうっとり見入ってしまい、その後も次々と繰り出されるドレスの美しさに、いつまでも見ていたい気持ちにさせられました。
いちばん好きなのは、選挙の時のブルーフォックスの制服ですねぇ〜(笑)
逢い引きの時のマントも、素材の良さにうっとり…


もちろん何よりも主演のキーラ・ナイトレイの美しさあってのものですが! 
美人が大好きなワタクシは、美人を求めて観に行った映画でキーラと知らずに何度となく彼女と出会っていることか…!?
ただ今とても旬の女優さんであることが、今回のことでもよーくわかりました。うん。


そしてこの主人公、公爵夫人の生涯については、いろんな方が考察や感想を書かれているので特にいうことはないんですが…。
あえて言えば…時代的にも、恋愛関連で不幸っぽいところもありますが、そういう経験が彼女の美しさやキャラクターにいっそう磨きをかけて、女として幸せな方だなぁ〜と憧れずにはいられません。
結局は愛のない結婚でも子供にも恵まれ、恋愛も経験し、夫ともその愛人とも和解し友情も得て、恋人ともに身を滅ぼすことなく賢明で聡明な人生を歩んだのですから。
そういう風な現代に通じるような女性として理想的に描かれているからだとは思いますが、
多くの人にも悲劇的だとか不幸な女性像といったイメージを持たれてないところが、この話の良いところかと思います。
大人なというかヨーロッパ的というか英国的というか…。
(これがフランス映画だったら、愛にためにもっと身をもち崩すかも・・・?なところを結局は崩さないところが英国的かと)


この主人公以外にも、夫、愛人、恋人…それぞれの立場がよく描かれていて、わかりやすく、そうして期待通りのとても美しい映画でした。