のりこうのくうねるあそぶー

山行 船通山へ(2)

夜に寒冷前線が通り抜け、…それはひどい山嵐の音をさせていました。
登山もどうか!?危ぶみつつ、朝は空に少し青空も見え、小康状態を保っていたため、次の前線との合間を突いて登ることに!


船通山(島根県 )
船通山(せんつうざん)は、鳥取県日南町と島根県奥出雲町の県境にある標高1,142mの山。出雲地方では古来より「鳥上山(鳥髪山)」あるいは「鳥上峰(鳥髪峰)」とも呼ばれる。『古事記』によれば船通山の麓へ降ったスサノオは八岐大蛇を退治し、八岐大蛇の尾から得た天叢雲剣天照大神に献上したという。比婆道後帝釈国定公園の一部。
山頂では毎年7月28日に天叢雲剣を発見した神話にちなんだ宣揚祭が執り行われる


↑だそうで。
春は、カタクリの花が一面に咲くことで有名でもあるらしいです
(宿には、そんな写真もいっぱいありました)


鳥上滝コースを上ります。
登山口から山頂までは約1時間ほどということで…ほっと楽勝気分になりました。
沢を右に左に徒渉しつつ、石畳の道が続き高度を上げていきます。前日の雨で水量は多め。石も濡れて所々滑りやすく、気をつけて登っていきます。
大好きな中国山地らしいブナや落葉の樹が多く、まだ薄暗い空が木々の合間から広がって見えました。新緑や紅葉の頃はとても美しいことでしょう。

鳥上滝→
ここから奥の鉄の階段を上り

沢を離れて稜線に近づきます。
山頂付近は雪も残り… (今年は雪量少ない)


山頂は広い草原で、大山や三瓶山の展望も広がっているそうだけども……着いた頃には暗雲もたれ込めて、残念ながら展望は得られませんでした。
頂上には、伝説に合わせた? 石碑が天を突いて立ち、鳥居と祠があります。
山頂 
この辺り、カタクリが群生しているそうです。


そんな山頂から少し離れたところに樹齢千年のイチイの巨木があるらしく、探しに下りて行ってみました。
「国の天然記念物。樹幹周囲4.3m。この種では世界最大級の巨木」(←と日南町HPは紹介しるらしい)
「…高さはないものの広がりが…云々」と書いてあるのですが…、


ハイマツのようやんなぁ〜
まるでその通りな、→


霧込める森の中でよくわかりませんでした。冬場の降雪での倒壊に頭を痛めているそうですが…
ご本体はもしかしてこれかしら?→



下りは亀石コースを下ります。こちらはかなり雪が残っていました。 
山壁に沿った、水平の道がタタラ製鉄の砂鉄採取の手法であるかんな流しの遺跡らしいです。
ですが、雪がかぶって凍っていたりすると歩きにくくてやっかいですね〜。(凍ってはなかったのでなんとか☆)


亀石登山口→まで出て、あとは車道を下り。
途中雨も降ってきたのですが、下山するとまたそれなりの曇りな天気で(山頂付近に特に雨雲があったのか)でした。


麓の斐乃上温泉にあるもう一つの宿舎「民宿たなべ」の温泉に日帰り入浴させていただき。
こちらは人気の宿らしく(前夜に予約が取れず)、なるほど民家調で人も優しくなるほど居心地もよさそうな感じがします。
それに気持ちの良い露天風呂もあって、ゆっくりしたいところでした。(*^_^*)v
が。
昼時で人も混み始め、バスの時間もあったので、サッと出てバス停まで戻り、町営バスを乗り継いで、伯備線生山駅まで出ました。
このバス路線は、泊まったホテルの方に教えてもらったので、時間がよくわからず、何にもない!乗り継ぎの場所で1時間以上待たなければならなかった(?_?)ものの〜、
JR横田の駅に戻り宍道経由で米子から戻るよりは、はるかに時間が短縮できました。


生山駅より…特急やくもに乗って
岡山から山陽本線新快速で乗り継いで帰宅したのでした。


鉄道の移動が、味わい深い旅でした。(^_^)

(※鉄オタなのはhus.ですから☆)