のりこうのくうねるあそぶー

京都節分祭1

天気予報が良くなかったので、富士山近辺のハイキングを取りやめ、近場にでも…行こう!
ということで☆ 京都へ…行ってきました。わざわざ泊まりで行くこともないんですが…せっかくなのでゆっくりじっくり、祭事や寺を見て回ろう…♪というhus.の希望による旅でした。


2月1日(日) 
石清水八幡宮・鬼やらい
http://www.iwashimizu.or.jp/index/toppageh2002.htm

京阪八幡市駅から、男山山上にある境内まで裏参詣道を登りました。
楽殿では、神楽が。少女な巫女さんの舞が可愛かったです(笑)→


正午から神楽殿前にて湯立て神事が。
湯立て神事は…前に寄った信州・遠山郷にて、現代まで伝承している国指定重要無形民族文化財湯立て神事・霜月祭」のDVDを見てよく知りました。
それは「魂が弱まった時に、神を招いてお湯を献上し、神の息のかかったお湯を頂き、且つ身に浴びる事により、人間の魂を蘇生させるというのが、湯立て神事の起源だとされています。」日本の各地の神社で行われていて、この神の恵みに感謝して、神楽が奉納されるそうです。
火の神と水の神が交わる(=お湯)神聖な神事なんだ!と、感銘したものでした。


こちらの石清水八幡宮では、
「春を呼ぶ節分の行事。男山五水の一つで、当宮社名の元ともなった「石清水」から汲み上げた御神水を釜で沸かし、神楽の調べの中お湯を御神前に献上し、その後神楽女が笹葉で釜の熱湯を激しく振り撒き、厄除開運、無病息災、五穀豊穣などを祈る伝統行事です。」だそうで。



…見ていましたら巫女さんが、まず塩をまいて潔斎し、涌かした湯の中におそらく神酒とお米を入れ、空中からすくった気も入れてました。これがお招きした「神」の息、または神の「気」なのでしょう。
そしてその湯を笹の葉でかき立てて、辺りに撒く…という祭りでした。まぁお湯かけのショーですね?(笑) 
ただお湯をかける…だけではなく、きれいに煙をもくもくと立てて、お湯もリズミカルに美しく、霊験あらたかに!撒き散らさなくてはなりません。
…とてもステキでした。初めてだったので位置取りが分からなくて、この際にお湯をかぶれなかったのがとても残念です☆
あとで、このお湯は振る舞われたのでそれはいただきました またこの湯につけた笹も配っていて、いただいて家に奉るとさらに良さそうです。(ウチは持って帰りませんでしたが)


人が冬<死>を厭い、春<生>を待ちわびて…それを招く大事な祭事として、水と火を使う大がかりな…魔法というかショーというか☆…祭事が、東大寺のお水取りを代表として各地で行われていますが、とてもおもしろい…です。


そして、続いて2時からは「鬼やらい
入場→
本殿前にて「鬼やろう人」が、邪気を払う桃の枝で作られた弓矢で四方を射(マネ→声を放ち)、剣で「鬼やろう」とかけ声とともに四方を打ちつけます。


その後、福娘や年男年女たちが、現れた鬼を「鬼やろう!」と福豆で打ち払います。


鬼は豆を打たれて何度も仰向けに転けます。←これってどこでも見るので、お約束なんでしょうねー(笑)
ちなみに女優の浅野温子さんが来宮されていて(ピンクの着物)、おきれいでした♪
hus.談ですが
「日本古来からある、かぶり物文化やなぁ〜」
まったく…!(笑)
ただいま現代のコスプレや漫画文化など……古来モノから繋がっている日本文化の継承のようにしかワタクシには、思えません☆




京都へ移動。
建仁寺拝観
 
臨済宗建仁寺派大本山。開山は栄西禅師。開基は源頼家鎌倉時代建仁2年(1202)開創。
超有名「風神雷神図」[国宝]が、出迎えてくれました☆
庭や建物のひとつひとつ見せ方が心憎い。




京都ってなんであんなにどこもかしこもピシッと整ってキレイなんやろ〜」←寺以外にも@
ほんとに。これが都人のセンス、というか生き様を感じます。昔ある方がおっしゃってましたが…「田舎の勉強、都会の昼寝」…うーん@ 
キレイなモノに囲まれて育つと美意識が育つというか、そういうものの典型的な例かと感じます、京都は@





高台寺拝観

豊臣秀吉死後、その菩薩を弔うために秀吉夫人・北の政所が慶長11年(1624)に開創した寺。
場所場所に解説員が付いているのに、ちょっと驚きました☆
秀吉とねね夫人関係者をお祀りしているというのがよくわかり。
庭の「臥龍廊」が有名でしょうか。それは見事な臥龍な感じ。

あと、高台寺「掌美術館」に展示してあったもので、「高台寺蒔絵」と言われる蒔絵の調度品には、ちょっとうっとり…させていただきました



ですがまぁ寺の総評としては…「寺自体の洗練度はイマイチかな…」…(;¬_¬)。
三河武家的…といでもういうか、質実な…とでもいうか…。
けれど、高台寺周辺(…だいぶ観光地化されてますが)の、高級な…というか大人な落ち着いた雰囲気の路地感が好きです。



この辺の寺としては、青蓮院門跡(→ http://www.shorenin.com/)が、繊細優美な洗練度感がします。





烏丸の三井ガーデンホテル京都四条にチェックイン後、勧められたビストロ(フレンチ)へ行ってきましたが、それはまた☆↓へ