熊野古道2
「昨日までは小学生位の頭悪そう〜な男声だったけど、だいぶ藤乃(仮名です)らしい声になったのう」
ええ、昨日までは声が出なくてムリに出した声が、husにはそう聞こえていたようです。
が。
ふふふ、予定通り、ちゃんと声は取り戻しました〜!!(ぱちぱち〜)
朝も旅館の温泉に入って〜v、朝ご飯を食べ(創作風…)、温泉コーヒーを飲んで出発です♪
朝の谷間に朝靄が立ちこめ温泉の出る河原→
架け橋の向こう側が仙人風呂のあるところ。
仙人風呂(無料)は朝6時半〜夜10時までです。
……その間真っ暗だし〜、別に入ろう…と思ったら入れそうな気はしますが…、まホテルや旅館の真ん前なので、勇気(?)はいるでしょう。(苦笑)
川の水が(和歌山の川はほとんどが)、とっても綺麗です〜♪
熊野の本宮からちょっと奥までバスで戻り〜今日は小辺路と呼ばれるコースの一部を歩きました。
所謂熊野古道は、紀伊半島の奥にある熊野本宮大社へ参詣道なのですが〜地図↓
の通りに分け5つのルート(大辺路・中辺路・小辺路・大峯道・伊勢路)があります。(あと大阪と和歌山を結ぶ紀伊路もあり)
以前ワタクシが歩いたことがある路は、那智勝浦から本宮へ入り紀伊田辺へ抜ける「中辺路(なかへち)」と呼ばれるコースです。
今回の「小辺路(こへち)」は高野山と本宮を最短(3泊4日)で結ぶ路で、昔はよく利用されたようです。
しかし1000Mを越える峠を3度登り返す〜健脚コースとも言えましょう。(大峯奥駈路は修験者用の山岳コースですから一般的には論外!)
詳しくはこちらにでも…→http://www.pref.wakayama.lg.jp/sekaiisan/
ワタクシ達は、その一つである1114mの果無(はてなし)峠を越えて歩いたのでした。
急傾斜の続く路はよく整備されており、木漏れ日のそそぐ明るい路です。
所々沢山の場所に石仏が置かれ、紀伊半島のどこまでも続く山々を仰ぎ、時に人の集落を眼下にしながら、その土地土地を結んで歩く……
山登りというよりは、いにしえの「旅人」になった気分です。
たどり着いた果無峠は、そんな果てなく続く…紀伊半島の真ん中らへん果無山脈を越える峠でもあり、残念ながら展望は開けませんが、ひっそりと静かに佇む場所です。
そこからどんどこ下り、十津川の集落が見えるようになると、向かいに玉置山やら笠捨山や大峯の主稜線が望め、展望狂のhusが熱心に食い入るように望んでいました。(笑)
午後の光線が綺麗ですv
やがて山の上部に家を構える……そんな個人の畑や田んぼのあぜ道をゆくようになり?
庭が世界遺産!?…ってどう…?(爆)!!!
今でこそ人は平地に住みますが、昔はあちこちの山上で集落が発達して生活が営まれていました。今でもまだここではきちんとした暮らしが続いているようです。
しかし1000Mの峠越えの路は、思いの外時間がかかってしまいました。
下り路の最後は急いで十津川の河原にある温泉へ飛び込み〜。
新しくできた綺麗な静かな公衆浴場でした♪
入浴後、空腹を抱えたまま地元のスーパーで買った目はりずしなどを掻き込んで!
奈良は五條へ向かうバスにて、その地を去ったのでした。
帰りは路線バスで約3時間。19時過ぎにJR五條から和歌山の橋本に出て、南海電車に乗り換えてなんばへ。軽く夕食を食べて家には22時前に、ようやくたどり着きました〜。
はぁ〜長旅だった!(笑)
風邪薬がキレたので、最後はまた体調が悪くなったのですが、だいぶ元気になりました!
…っていうか、これだけ動けたら…風邪には見えない?(?_?)?