のりこうのくうねるあそぶー

大阪フィルハーモニー交響楽団第408回定期演奏会

2007年5月30日(水)19:00開演
ザ・シンフォニーホールにて


【出演】
指揮:井上 道義
客演コンサートマスター:マウロ・イウラート
管弦楽大阪フィルハーモニー交響楽団


【プログラム】
伊福部昭 :日本狂詩曲第1章「夜曲Nocturne」第二章「祭りFete」
F.リスト :ハンガリー狂詩曲 第2番
G.エネスコ :ルーマニア狂詩曲 第1番 イ長調
F.ディーリアス :ブリッグの定期市〜イギリス狂詩曲
M.ラヴェル :スペイン狂詩曲 1夜への前奏曲 2マラゲーニャ 3ハバネラ 4祭り 



日本、ハンガリールーマニア、イギリス、スペインと、5つの国の狂詩曲〜ラプソディ〜という、大変珍しいプログラム。
井上みっちー氏に相応しい、風変わりで野心的なプログラムかと思います。
すらりと長身の長い手足、ハゲ頭の彼のどこかカリスマめいた格好良い風貌に、柔軟にくねくね踊るような(タコ踊り?)指揮ぶりがまた楽しく、エンターテイナーかと〜(笑)、結構好きな指揮者です。
……ただ見てるには楽しいのですが、聴くには…ちょっとわかり辛い指揮かと感じることもしばしば。…そのオケとのやり取りとか駆け引きとかの空気は、別の意味でちょっと面白いんです(苦笑)。


今回の大フィルとの息は、まぁ悪くなかったかと感じました。
そして、5つの国のラプソディを聴いて、ちょっとした世界旅行をしたような、お得な気分になりました〜☆(笑)



日本狂詩曲 :
伊福部氏のお若い頃の作品と聞きましたが、すでに伊福部氏の確固たる世界が出来上がっており、非常にカッコイイ曲でした。また彼らしくも日本の祭りらしい〜恍惚感もあり、指揮者の盆?踊りッぷりもよかったです!!
この曲とラヴェルでだけ出てきたタンバリン奏者(たぶん客演)の方が赤いチーフを覗かせて音鳴らしもカッコ良く、私の目を惹き付けてくれました(笑)!



ハンガリー狂詩曲 :
うーん、リ〜ス〜トッ!(>_<)!! (?)



ルーマニア狂詩曲 :
エネスコ…馴染みのない作曲家の方で…(汗)。まぁでも、狂詩曲らしい盛り上がりでした、かと!?



イギリス狂詩曲
異色といえば異色。狂詩曲らしからぬ?イギリス民謡風〜滋味さ…というか。
「ドイツ人の両親、イギリスの生まれ育ち、人生の2/3はフランスにて…」という精神的国籍不明の作曲家・ディーリアス。(?)
が、その点も、一筋縄ではいかぬイギリス人らしい〜複雑さを感じさせ、イギリスっぽい曲だったかと…!?



スペイン狂詩曲  :
…さすが大トリ
魔術師マジシャン!!ラヴェルらしい〜よく響きわたる派手で華やかなオーケストレーションです!!
いつもで聴くと〜ラヴェルは、耳も目も楽しくて、ワクワク♪♪ 
あ〜♪ ラヴェル大好きですvv(笑)