黄色い涙
2007年5月10日(水)
ガーデンシネマ梅田にて
監督:犬童一心
脚本:市川森一
原作:永島慎二:黄色い涙シリーズ『若者たち』より
キャスト:二宮和也、相葉雅紀、大野智、櫻井翔、松本潤、香椎由宇、韓英恵、高橋真唯、田畑智子、松原智恵子…他
レイトなのに、レディースデイでもあってか? 劇場中〜華やかな女の子たちであふれていました。
「な、なに…?」
監督目当てで訪れたワタクシにはとまどいを感じなくはなかったのですが、パンフ見ると、…「嵐」の5人揃っての出演映画…ということで?だったのね…。
…っても「嵐」ってなに…?
ってなヒトですが…orz
で、でも個々の俳優さん達のお名前は、時々映画で見かけますので(TVは見ないので…)
ナントカ知っておりました…方もチラホラ…(苦笑)。
「芸達者な方たちですのね…」と☆
改めまして感心いたしました。
物語
昭和38年東京。時代は高度経済成長に湧いて目まぐるしく変わっていくけれど、それに逆送するように主人公である若者達は、芸術家になる夢を追ってその日暮らしを送っていた。
漫画家、歌手、画家、小説家と目指すモノ立場もそれぞれ違う彼等。
真摯に夢を追うべく、ひと夏を一部屋で肩寄せ合って4人は暮らし始める(一人はそんな彼等憧れ応援する集団就職でやって来て商店街で働く青年)も、立ちはだかる現実や己の才能にぶつかり…やがてそれぞれの人生を歩んでいく…。
感想
昭和49年NHKで放送されたというこのドラマを、少年の日の犬童監督は「いつかこういう話を映画にしよう!」と誓ったそうです(笑)。
そうして2005年の夏「嵐」のコンサートに足を運んだ監督は、彼等らのプロフェッショナル性と眩しいばかりのフレンドシップに触れて、遠き日のあのドラマが蘇り〜今回の映画化に至ったという…。
そんな犬童監督らしい、ノスタルジックで優しくも温〜い映画でした。
夢を語る若者達の甘さ…というか、その期間にだけ許されるゆるい空気感やきらめきが描かれていて〜。昔も今も変わらないのか変わってるのか、どうとも…なんとも…な感じです。
が、まぁ今も昔も若者って永遠にそんな感じなのでしょう〜。そんな若者の特権であえる輝きが、まぁ普遍的ではあります(笑)。
「嵐」のメンバーがまさに、今等身大の姿で(昭和の時代の姿をしてますが)描かれてる点でも、時代を見抜く監督の力だな〜と思いますv
あと、個人的に買っている櫻井クンの、いつもと違う役柄ぶりには、意外にも彼の可能性の高さがまだまだ期待されますことが嬉しかったかな…♪ です!