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漫画チェーザレ1・2

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(2) (KCデラックス)

チェーザレ 破壊の創造者(2) (KCデラックス)

チェーザレ・ボルジア
ていうと。塩野七生さんの小説『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』が好きなんですが…。
日本ではあまりちゃんとした訳がないそうで、チェーザレ自身も世界史で勉強した覚えもなく、謎の人物でした、確かに
本帯にある
歴史の闇に葬られた人類歴史上、最も美しき英雄、チェーザレ・ボルジアの真実が蘇る。新鋭ダンテ学者原基晶が監修。…精査を重ね生まれた全く新しい物語
ということで、資料の量もスゴく、並々ならぬ力の入れ加減を感じさせます。
特に2巻の「システィーナ礼拝堂の復元想像図」だとか、当時の地図に乗っ取った建物だとか、服装だとか食べ物細々した風俗…忠実たらんとする意気込みに、…敬服するしかありません!


私自身は彼のことをイタリア統一の理想を追う「革命家」かと認識してたんですけれど……?
この話はメディチ家出入りの職人の孫で、同自学校に学ぶアンジェロ・デ・カノッサ(何者??)という他者の視点を通して学生時代のチェーザレから描かれていました。
そしてそういう当時の権力図も詳しく、ダ・ヴィンチが登場したり、コロンブスも出てきたり〜vv
天才の続出したルネサンスイタリア期が興味深く描かれ、これから先もどう描かれていくのか非常に楽しみで、ワクワクします♪


惣領さんの絵は好きでしたが、「漫画ってどうかな〜??」とイマイチ最近の作品は読んだことがなかったので(汗)、これを期に一挙に、彼女の感触UP〜しました☆
機会があればまた別の作品を読んで、彼女について考えてみたいものです…。


ちなみに私は、「革命家な男」が大好きで。条件としては、「人(男)たらし」かと!思っています!
チェーザレも、早速そう〜!描かれていますし。
昨今の人物ではマすードとかゲばラとか、愛しくてなりません(T_T)。
史上最も私が好き男は高杉しん作vvなんですけど〜、日本史上の大物でいえば信長でしょうか。ホントにタラシな男たちです〜そして苛烈な生涯…(涙)



まーそれはさておき(苦笑)、イタリア、ルネッサンス、歴史好きな方には、ぜひっ!お勧めします、漫画でした…!!