比良:白滝谷〜蓬莱山
「やっぱ、その辺の低山とは違うなぁ〜!!」
登山口の坊村から入ってすぐの谷道。わきの流水を掬って、husが歓声をあげます。
梅雨の合間の一日を縫って出かけた先は、関西の山では秀逸の比良山(滋賀県)。
「やっぱ、朝も4時半に起きて始発(5:10)ではるばるやって来る価値はあるよね!昼からでも出かけられる六甲とは違うよ〜!!」
AM3時に寝て〜それでもやって来れた私の満悦〜な感想。
長雨の影響もあり、水量はたっぷりな上に〜すぐ横の谷筋口ノ深谷では、先週事故があったらしく、注意を呼びかける人や、警察官や、捜索隊?らしき人々がいたりして、ちょっと緊張ムードも漂ってました。
口ノ深谷といえば、私も全盛期は行ったことがあるのだけど、中〜上級者レベルの渓谷で、今の私たちのレベルじゃとても歩けません! 初級者レベルの白滝谷だって、今日のような水量じゃ怖ろしくて、やはりちゃんとした登山道を歩きました。
それでも、谷に沿ってつけられた登山道は、水音が絶えず、冷涼感たっぷりです…。真夏なら、じゃぶじゃぶ沢歩きしたい、ほんと泳ぎたいvと思う程です。もちろん水は清流〜歩いたこともあります。…が、なにぶんにも、長雨で〜ちょっと危険な位の水量・流れの速さになってました。ま、モノ好きはどこにでもいて、入っているグループもいました、けどね!
森も立派で空気は清々しくて〜豪勢な夫婦滝の前でお弁当タイム!
それからも私たちは、本当に気持ちよく歩いて〜谷を離れ山頂近くさしかかったのですが……さて、ここからが問題。
蓬莱山へは表(琵琶湖)側から夏期も営業のゴンドラ・リフトを乗り継いで行けます。ので、山上はサンダルでぶらぶらしている観光客がちらほら…。家族連れが多くて、そこまではいいのだけど…。
打身山の山上駅付近イベント・アトラクション紹介の放送が、脳天気にも、高らかに、しかも長々としゃべられて、
「うるさい〜〜!!」
husなど、発狂寸前! (普段そう怒らない人なのに)
彼はこういううるささが、大の苦手なのです。特に、山には静けさを求めてやって来るのに、こういう人口の音やらちゃちさを聞かされるのには、もう閉口…そして疲弊…。なので蓬莱山登頂は取りやめて、早々に逃げ出す私たち…。
他の人たちは、なんとも感じないんでしょうかねー??
ようやく山頂付近から離れて番屋岩あたりでようやく休息。
「昔はもっと広く見渡せたと思ったのに…」
husが肩を落とした場所は、周りの木々が茂って、ま天気もガスっていたせいもあり、展望はそんなに望めませんでした。そんなこんなで
「裏道(坊村側)は一級だけど、表道(琵琶湖側)は、三流やな〜」
彼が愚痴る?くらい、道は凡庸で…。ゴンドラとか道路とか出来ちゃった後の、もとある登山道って、どうしても登山者は少なくなるし、寂れた感が拭えないもの…。
すたこらさ〜と下山してまいりました…。そして下界は、やはり暑かった…。
まそれでも、比良は、関西では一級の山ですよ〜!