のりこうのくうねるあそぶー

ぶらんこ乗り

ぶらんこ乗り (新潮文庫)

ぶらんこ乗り (新潮文庫)


好きな批評家がいしい氏の「麦踏みクーツェ」を誉めてたので、まずは彼の初ものからと、手に取った。が長々と置いていて、でも18切符旅の時に連れに先に読ませてみた。
「とてもおもしろかった」と彼も言ったので
ではと旅のお供に連れて行った。
うん、おもしろい。不思議系。でも想像力、物語力がなければ、ちと難しいと思う。
この美しくて清らかな世界が、心に描けることができるか。
阿呆な私には、ギリギリ…といった所でもあった。
サーカスの話などわかりやすい部分もあるし、動物園の話も印象的で忘れがたい。家族のふんわりと優しい愛情を、感じることも出来る。うん、美して愛おしい話だった。
また機会があれば、今度こそ「麦踏み…」を読みたいな。文庫になってたらね?