ワイン会「ランスのセミナー」
2009年9月13日(日)16時〜
場所:フランス料理教室 仁川 オー・コアン・デュ・フー
講師:ランス 福田 友一
5大品種(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、ピノノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン)を順繰りに勉強しているワケですが、所用でとびとびになるワタクシは前回(→http://d.hatena.ne.jp/sawanonn/20090329/p1)のシャルドネにつぎます。
今回は「ピノ・ノワール」。
シャルドネと同じくブルゴーニュを代表する…こちらは赤。…ということで白のシャブリと同じ産地のブルゴーニュ地方の地形的特徴から、酸の味の復習などを兼ねて、講義は相変わらずわかりやすいものでした。
コート・ドール(=「金の丘」)と呼ばれるブルゴーニュのそれぞれの産地(丘、村)はニュイ=サン=ジョルジュの町から南北にわけ、北をコート・ド・ニュイ、南をコート・ド・ボーヌと呼ぶそうです。そんな、産地(生産村)による違いの飲み比べを4種♪
◇ブルゴーニュ北にあたる(=コート・ド・ニュイ)
1マルサネブルゴーニュ赤ワイン種の北限
北の特徴であるリンゴ酸。そして酸味もあるけど、後味にしっかり残る渋味。
2ブルゴーニュ(シャンボール=ミュジニ)
湿っぽい…香り。酸の熟成が進みテロワールの石灰に砂利が入ってきめ細かくなる感じ。
◇ブルゴーニュ南(=コート・ド・ボーヌ)
3サヴィニ=レ=ボーヌ
さらに湿って深い香り。南部の酒石酸。渋味。……コレが一番人気でした(^_^)
◇とっておきの…(北=コート・ド・ニュイ)
4ヴォーヌ=ロマネ !(とチーズ)
「バランスが良い!」と感じました。それは、沢山の要素を含み、その複雑さが調和されたうま味だと。
…沢山の種類の野菜が入ることによるサラダの美味しさのような、いろんな要素(酸であればリンゴ酸・酒石酸・乳酸。テロワールであれば、石灰の他にマグネシウムなど)をたくさん含むことで複雑な美味しさが調和されていると。。。
◆チーズは写真↑。ブルゴーニュより少し北部のシャンパーニュ地方もの、ということで。
1シャウルス(白カビタイプ)
2ラングル(ウォッシュタイプ)
北部のものということで、食べ合わせは北の方のワインがいいかも?
しかし福田さんのチーズの美味しさは、もう…+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+
ワインもヴォーヌ=ロマネ以外は2杯以上いただきすぎまして…美味しかったです。