のりこうのくうねるあそぶー

剱岳〜点の記

sawanonn2009-07-05

(パンフが大きすぎて、スキャンしきれず☆端端切れてます、写真→)
2009年7月4日(土)
TOHOシネマズ西宮OSにて


監督木村大作
原作新田次郎
音楽池辺晋一郎
脚本木村大作 、菊池淳夫 、宮村敏正
解説
険しい山を舞台に、測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた新田次郎の同名小説を『八甲田山』『火宅の人』などの名カメラマン、木村大作が初メガホンを取った作品。本物の大自然を撮影することにこだわり、危険を冒しながら圧巻の雪山シーンにも挑んだ。日本地図を完成させるために、未踏峰劔岳山頂を目指す測量手と山の案内人をそれぞれ浅野忠信香川照之が演じるほか名だたる俳優たちが集結。根底にはかつての日本人に共通する精神がつづられ、実話だからこその感動が胸に迫る。(シネマトゥデイ

あらすじ
明治40年、日本地図完成のために立山連峰劔岳への登頂に挑む、陸軍測量手の柴崎芳太郎(浅野忠信)ら7人の測量隊。山の案内人、宇治長次郎(香川照之)や助手の生田信(松田龍平)らと頂への登り口を探すが、生田が足を滑らせけがを負ってしまう。大自然の厳しさを見せつけられた測量隊だったが、柴崎と宇治はある言葉を思い出し……。(シネマトゥデイ
(↑yahoo!映画より)


感想
音楽が大きすぎて……山の音や、登山者の吐息がかき消されている…というのが第一感想ですが。(登山家の立場として)
映像にこだわったであろう…監督やスタッフの思い入れは充分に伝わりました。
そして。
‘小島烏水’はカッコイイ!ヽ(*´∀`)ノ 
新田次郎が原作の話は、とかく「日本山岳会」をブルジョワ臭のする嫌みな連中と描くことが多いように思われますが(;^_^A、
日本登山史を作った功績ほか、烏水氏の残した山への思いに溢れた紀行文など、知性的で真摯な奥深い人柄がうかがえる気がします〜。


映画でも仲村トオル氏が、烏水をよく淡々と演じられて、
やっぱり…‘小島烏水’カッコイイよね〜」がワタクシの映画鑑賞後の第二声でしたか☆
そして、長治郎を演じた香川照之氏が一番タイヘンそう〜でしたね(;^_^A
柴崎役の浅野氏も、信役の松田氏も、あおいちゃんも、他みなさんそれぞれの実在した人物を、ホント実在感ある演技をされていて、良かったかと思います。
まぁ日本陸軍幹部の単純すぎな阿呆っぷりなど、わかりやすすぎて、ん?なところもありましたが(;^_^A、
仰々しく編曲された音楽もしかり、わかりやす〜〜(←盛り上げが)ですが(;^_^A…


昨年立山登山の折に、方々で貼ってあったこの映画のポスターを見て、ずっと楽しみにしていた…期待を裏切らず、…概ね、楽しく面白かったです。


…うっかりまた、剱岳へ行きたくなりました!(笑) 
裏剱方面へ、行ってないので行きたいな、と…。
が!今年はそんな登山者が多いような気がするので(苦笑)、来年以降にとっておこうかな?(笑)


帰宅後、映画で使われたヘンデルの“サラバンドをピアノ演奏してくれるhus.でした。
ホント、小曲なんだけど、名曲ですよね〜。ヴィヴァルディの“四季”他も名曲vv
(日本の山風景に合うかどうかは??ですが)