のりこうのくうねるあそぶー

山科植物資料館

sawanonn2009-01-22

2008年1月22日(木)
山野草のお友達に誘われて行ってきました。全員で6人。
…若輩者のワタクシをいつも可愛がってくださってありがとうございます〜


京都市地下鉄「椥辻」駅から歩いて10分…ほどのところ。
日本新薬株式会社 山科植物資料館→ http://www.nippon-shinyaku.co.jp/herb/herb_top.html
一般公開はしていませんがこちらへ予約すると、館の方がご案内下さるそうです(無料)


今は昔と違って植物から採取して薬をつくることはほとんど…ないそうですが、新しい成分を探して今も…、アマゾンや熱帯より新しい植物を探しているそうです。もちろん今は無断ではできずに、その国から採集の権利を購入して…とのこと。
そんな世界各地から集められた2900種もの薬用・有用植物を栽植されている、日本新薬の資料館。
元々は戦後、回虫駆除薬としてサントニンを含有するミブヨモギを栽培試験する場所として作られたそうです。そこで研究されたミブヨモギが北海道で一大栽培されたそうですが…、今ではすっかり回虫も駆除されてしまい! ミブヨモギの活躍時代が終わってしまいました。ああ、さようなら。(;_;)


季節柄、植物(花)はあまりないとのことで温室を主に見学。


八角の実をならすトウシキミ他、香辛料としては…丁字胡椒バニラや…たくさんの、熱帯果物でバナナや…他チョコレートの原材料カカオがごろん。カカオ油脂の融点が38度ということで…座薬に使われたとか、インフルエンザの薬の話や、
…珍しい砂漠に生きる植物の「キソウテンガイ」の話
(キソウテンガイは、サボテンのような保水力はなくて…枯れた川にそって地下深く根から地下水をくみ上げているという…)や…
小さい温室ながら、貴重種や充実した見物品の数々……そして案内人の楽しいお話が聞けて、とても充実した時間を味わえました。ヽ(*´∀`)ノ


その後、ミブヨモギ記念館を見学。
薬品(香辛料)の見本がずらり…

フランスのオテル=デューの薬草部屋の今昔ちょっと思い出しました☆



東映が近いのでなんでも研究所として撮影に使われることもあるそうで。案内の方も掃除夫としてうしろ姿がTVに映ったらしい☆(笑)


日本新薬のお薬など…


「もっと植物(花)のある時期に来ていただけたら…!」とのこと。
確かに季節を変えてまたお伺いしたいところでした、が、こういう「閑散とした感じがいい…」とかいう意見もちらり…。。。