矢野顕子さとがえるコンサート2008 『akiko』
2008年12月16日(火)19時開演
NHK大阪ホールにて
【出演】
Akiko Yano (pf, vo)
Marc Ribot (g), Jay Bellerose (ds), Jennifer Condos (b)
前日に、大阪フェスティバルホールさよならコンサートにご出演された、アッコちゃん♪
あれは90年代でしたでしょうか。確かFM802主催で、フェスティバルでのライブをされた時、ポップス用でなく特別にクラシック用のピアノを貸していただいたそうで
「いいピアノを弾くととまらなくなるわぁ〜」
ひたすら、もう本当にそのフェスティバルのピアノを愛でていらしたことが、忘れられません。(笑) その後のライヴもしばらくフェスティバルホールのそのピアノでされていました。
今回のさよならコンサートの顔ぶれ…谷村新司さん、南こうせつさん、山本潤子さんなどと並んでかーなり異色な感じもしないではありませんが☆
でも彼女が彼らと、往年の名曲らを、共演されたのだとしたら…ああ…(>_<)!聴きたいっ 彼女は名曲アレンジの天才ですからっ! その大昔、井上陽水とラジオ番組でデュエットされた「荒城の月」なんて本当に素晴らしかった ヽ(*´∀`)ノ
新聞に出ていました最後の曲は「いい日旅立ち」だとか。アッコちゃんのソレ、本当に聴きたかったなぁ…!(笑)
さて。フェスティバルホールは音響がイマイチなので実はワタクシは好きではないのですが、今回と言うか前回から、大阪NHKホールになりました、さとがえるコンサート。
ここはいい会場です。音響もいいしライティングやバック映像もよく映えるし、椅子もいいし(笑)佇まいも落ち着いて…アッコちゃんのコンサートにとても良いと思います。
今回のツアーはニューアルバム『akiko』を全面的に全部演奏されるということで、あまりなじみのある曲は少なかったのですが…、今年もとても素晴らしい演奏ぶりに大満足でした。
「ギターが素晴らしかった!」
終わった後、hus.も絶賛していました。ワタクシも今回のバンドは良かった、ドラムスが好きです。ピアノも鳴り響いてました。ピアノだけの時もありました。
「最近は…家で弾いていても、こうして舞台の上で弾いていても、全然変わらなくなりました」
……なんだかある曲(童謡)を「詩はいいのに曲が面白くないっ!!(略)だから勝手に曲をつけて歌ったの!」という発言の後でしたが。
「…こういうのってなんて言うのかな? よく言えば…」<「女王様」ってツッコミたかった!(>_<)
「うーん…。 悪く言えば…ずうずうしい?(笑)」
自在にピアノもお話も展開し曲折していきます…☆ みんなそんなアッコちゃんが大好きなんですって♪
彼女のご出身は確か青森の名士(医者)のお嬢さんだったと聞いていますが、で、若い頃から東京のライブハウスで「天才少女」の名を馳せていたとも聞いています。
なのでいつの頃かな? 幼い頃から東京でピアノのレッスンでも受けていらしたのかしら?
「青森−東京間は、何度もその夜行列車で往復しました。乗客には‘集団就職’の方たちが…それはみんな大きな荷物・お土産を持っていて…」
その夜行列車がなくなるというニュースをNYで聞いて、いくばくかのショックを受けたそうです。そんな夜行列車から発想を得た曲もあり。
ニューヨークは大都会の街角で背景にジャズが流れてるような、小洒落たバーで食べてるような「♪ラーメン食べたい」もあり。
最後の方は、ワタクシが大好きな青森ねぶた祭りのリズムとかけ声「ラッセラーラッセラーラッセラッセラッセラー」が被る…初期アルバムの曲もあったりして。
バチ?を3本くらい持ってドラムの太鼓をドンと叩き…日本太鼓風な音を鳴らしていたのが楽しかったなぁ…。いろいろかなり胸を熱くさせてくれました。
アンコールでは衣装もがらりとかえて…目もまた楽しませてくださいました。
「来年も自動的に戻ってくられる…というようなご時勢ではなくなりました」
途中も何度かそうおっしゃって、来年の「さとがえるコンサート」が危ういようなにおいを漂わせていましたが……、
なんとかっ! 続けていただきたく、来年もここでお目にかかれますこと切望いたします。