のりこうのくうねるあそぶー

山行 白山開山祭

2008年6月30日(月)〜7月1日(火)



料理教室のお嬢さんが「白山の開山祭に行きたい!」と仰るので。
白山の状態の問い合わせをすると、「まだ雪がある」そうだし、そんな状態で素人のお嬢さんたちだけで行かせるのは心配だからと、付いていくというか、連れて行くことにいたしました。(^_^;)
そして彼女たちは「白山ひめ神社にお参りがしたい」のだそうなので、前日に金沢入りしてお参りを先にしていただくことにし、ワタクシは用事があったので30日の朝(前夜夜行バス入り)合流することに。
その前日は大雨で、白山別当出合行きのバスが通行止めになってる連絡が入るなど、行けるかどうかかなり心配だったんですが、30日の朝は見事に天気も回復し、通行止めは解除されました。


それにしても金沢駅から登山口に行く、要するに白山登山をすると思われる客層のお若いこと! 
ちょっとびっくりしました。
……山登り、というよりは、山に登らない若い女の子のお友達もそうなんですが、最近の若者って、神社巡り(=パワースポット!?)がお好きなようです
同行するお嬢さんたちも登山をレジャーというよりも、お参り(もしくは修行)の感覚で登られるようなんです。まぁ、わからなくもない感覚ではありますが☆ 
いずれにせよ、若い方にもお山を好きになってもらえれば、またそれはそれで嬉しいことです。少しでもワタクシがその手助けになれるのならば、幸いでした。


さて。白山開山祭…ということで!?
ふるさとの山はありがたきかな、開山祭にあわせての、地元メディア取材がすごかった!
まずバスを降りる先でカメラが回ってるの!!(大笑)


さすが白山!?
そんな…テレビ金沢北陸放送、北國放送、新聞数社……登山者や宿泊地など、取材クルーの数で半数〜1/3はいってるんじゃないの??ってなモンでした。(苦笑)
でもって、連れのお嬢さんたちが美人なもんで! 狙われる〜狙われる〜(爆)!!!


バス終点の別当出合から砂防新道をゆーっくり登り、途中途中もそうだったんですが。
順調に来た甚之助小屋の前にてとうとう! 直接お声をかけられました。(彼女たちに☆)
この先にあるお花畑の前で、撮影よろしくお願いします
「その時に時間が合えば…?」 (@_@)
曖昧に答えながらも行った先では、やはり新聞社カメラマンが待ち受けていて。
ワタクシは離れてみてようと思ったんですけどね? 
尻込みする二人の応援に近寄ってあげたら、エキストラに借り出され…ま、いいんですけど…っ


新聞見開きページでした。
よくよく見たら、すべての写真の中にワタクシが潜んでいて。もう大笑いです。
 




山上近くではTVインタビューも待ち受けてました。
ホントはお嬢さんたちに答えさせたかったんでしょう(ワタクシは離れて見ていたかったんですが)、尻込みする彼女たちのために犠牲になってワタクシが答えました。
なので、どこかの放送局のニュースに流れた…かもしれません。ま、どうせ地元じゃ流れないんだから、いいんですけどねー。


(30日に登ったときの写真が1日の朝刊に上がってましたから、もしかしたら1日あのご来光&開山祭の写真や映像も、その夕方のニュースや2日の新聞に上がって写ってるかもしれません。。。)



ま、取材はさておき(苦笑)。


登り進むウチに雲も取れ、 緑と残雪の鮮やかな別山がクリアーに見えてきて、→


もうその時点で雲の上でしたから、
こんなに高いところに来たことない〜!
そんな彼女たちも大喜びでした。黒ボコ岩の上で写真を撮りながら


わたしの人生のクライマックスだわ!!


……クライマックスにはまだ早いで!? 
笑わずにはいられません。が、自分が25歳くらいに登山を始めた頃の、なにもかもが新鮮で楽しくて面白くて夢中にのめり込んでいった頃の気持ちがよみがえるようでした。おそらく、そんな気持ちなんだろう、と言うことがわかるし、そんな彼女らが微笑ましくてなりません。
また「開山祭にあわせて」登るのも初めてで、残雪の残るみずみずしい白山を、この季節に初めて登ることが出来たのもいわば彼女たちのお陰だし、ワタクシも嬉しい限りです。
(前には7月と5月、10月は別山に登ったことが有り)



室堂に着いてからはのんびりと身体を休め、夕食後に、日が沈むのを見ました。(新聞記事と同じく)
 




彼女たちは山の夜の寒さに慣れないようで、早朝3時起き4時前スタートにも驚いていましたが。
こちらは朝のスタートが遅すぎて
ご来光に間に合わないんじゃないか?
朝日も回ってきて→

冷や汗かきながらも!!
御前峰へ登る道をなんとかっ登らせることが出来て、ご来光にも間に合い!! 


彼女たちホントによく頑張りました!!!
ちゃんと付いて来ていたから大丈夫だったかと思いきや? 後で訊くとかなりきつかったそうです…(^_^;)
でも、そんなお陰もすべて報われるような、もう何年ぶり?っていうかぐらいの、見事に綺麗なご来光に、ワタクシももちろん彼女たちも周りの登山者全員も、もう感動いたしまくりでした。


ご来光後には御前峰にある奥宮で、開山祭の祝詞が読まれたり神事があって、御神酒もいただき、室堂に下りました。(それにしても昔に比べて、道がかなり整備されてます)
朝食をいただいた後に、午前8時から室堂の宮社でも開山祭の神事が行われ、無事にすべてに参加できました。


そこからの下りは、…彼女たちの足下がかなりぐらついていたので、登ってきた砂防新道をゆっくり休み休みながらも怪我もなく下ることができたのが、本当に良かったです。
ワタクシの肩の荷も下ろせました。(笑)



別当出合からバスに乗るとき、運転手に、
娘さん連れての登山ですか? いいですね〜


瞬間リザードが。
「……(苦笑)。ええまぁワタクシの娘ではありませんが…」


ええワタクシの娘ではありませんが☆ 
あのコたち25歳は超えてますが、確か。。。 ま、いいんですけどね……美人な娘の母親ででも!(笑)



金沢の駅までバスで戻り、ルネス金沢の温泉で汗を流して、帰阪しました。
お疲れ様でした〜(^_^)/~