のりこうのくうねるあそぶー

つぐない

sawanonn2008-05-30

2008年5月30日
神戸シネフェニックスにて


監督:ジョー・ライト
制作:テイム・ビーヴァン、エリック・フォルナー、ポール・ウエブスター
脚本:クリストファー・ハンプトン
原作:イアン・マーキュアン『贖罪』
キャスト:キーラ・ナイトレイジェームズ・マカヴォイロモーラ・ガライ、ブレンダ・ブレッシン、ヴァネッサ・レッドグレイブ、シアーシャ・ローナン



解説:
ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説を、『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が映画化。幼く多感な少女のうそによって引き裂かれた男女が運命の波に翻弄(ほんろう)される姿と、うそをついた罪の重さを背負って生きる少女の姿が描かれる。運命に翻弄(ほんろう)される男女を演じるのはキーラ・ナイトレイと『ラストキング・オブ・スコットランド』のジェームズ・マカヴォイ。映像化は困難と言われた複雑な物語を緻密(ちみつ)な構成でスクリーンに焼きつけた監督の手腕に注目。(シネマトゥデイ

あらすじ:
1930年代、戦火が忍び寄るイギリス。政府官僚の長女セシーリア(キーラ・ナイトレイ)は、兄妹のように育てられた使用人の息子、ロビー(ジェームズ・マカヴォイ)と思いを通わせ合うようになる。しかし、小説家を目指す多感な妹ブライオニー(シーアシャ・ローナン)のついたうそが、ロビーに無実の罪を着せ、刑務所送りにしてしまう。(シネマトゥデイ
↑↑↑解説&あらすじは Yahoo!映画サイトより


感想
英国映画らしい、美しい夢のように美しい映画でした!
英国政府官僚…というおそらくお貴族様の広大なお屋敷の趣味の良さと、少女の嘘により引き裂かれた、姉と使用人の息子のカップルが…もう…とてもとても美しくて、眼福でした…。(*^_^*)vv
写真はパンフより。


内容については、少女の犯した罪自体には同情の余地はあるかと思いますが…それもこれも英国社会が作り上げた悲劇の一つでありましょう。身分や立場の差が明暗を分ける…というか……。
しかし罪を犯さない人間なんていません、程度の差こそあれ。それも物語や人生のスパイスであって、より深い味わいになるのでしょう。
罪自体を消すことはできませんが、彼女が背負い続けた贖罪を果たし、安らかに召されることを祈ります。