のりこうのくうねるあそぶー

大阪フィルハーモニー交響楽団・第146回定期演奏会

2008年3月14日(金)19:00開演
大阪ザ・シンフォニーホールにて


【プログラム】
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21
ブルックナー交響曲 第5番 変ロ長調


【出演】
指 揮:高関 健
独 奏:ジャニーナ・フィアルコフスか(ピアノ)
管弦楽大阪フィルハーモニー交響楽団



高関サン!!!
1997〜2003年、大阪センチュリー常任指揮者を務められ、その間の大阪センチュリーの意欲的なプログラム、精緻な演奏に惹かれて、何度聴きにいったことでしょう…。
残念ながら昨今のセンチュリーは、方向転換されたようで聴きに行くこともなくなりましたが。。。 …(;¬_¬)。


ともかくもワタクシ達夫婦は、当時から高関氏のそのクレバーな演奏のファンでしたから、その後、群響音楽監督、札響正指揮者などとしてもご活躍を続けてられるのことを嬉しく思ってました。
そして、ようやく満を持しての(?)のご来阪〜(笑)♪
しかも前とは違う大所帯の大フィルを率いての指揮。しかもしかも大阪にいらしたときは大フィル健在でいられた故・朝比奈氏の得意曲目でしたブルックナーを振るあたり、心憎いばかりです。大フィルに敬意を示しているんでしょうか? それでいて5番を選ばれるあたりも…渋いっ(>_<)!?


…そんないろんな思いを巡らせながら、ご登場の高関さんに胸が熱く…、あっあれ〜?ガクッ☆(肩すかし)
そういうタイプではなく、淡々として知性に訴えてくるようなところが、良いんでした!(笑)


ショパン
ともかくも、「高関サンとショパン〜っ!!ゲラゲラゲラゲラ〜(大笑)」←m(_ _)m
だったのですが。(?)
ロマンチックや熱情…といったイメージとはまたかけ離れた、…高関氏らしい〜、冷静で明瞭なショパンだったかと…。
ピアニストのジャニーナ・フィアルコフスさんも、非常に的確で端正な演奏ぶりでした。
アンコールに??だったかをハイスピードながら情感をもって弾かれ…
「アンコールが良かった!」とおしゃべりしてる御婦人もいらっしゃいました。(笑)



ブルックナー
あまり得意な作曲家ではないんですが。やたらと馬鹿馬鹿しいほど壮大で、無骨なまでに重厚に鳴り響いていましたね〜(苦笑)。いや失敬☆
そんな長くて〜(長いよ(/_;))壮大な曲を、高関氏は暗譜され、見事に手綱を最後まで緩めることなく、堂々と演奏されました!
作曲家への厚い敬意を、感じさせます〜。
そう彼の指揮は、作曲家が込めた曲の手法や意図をわかりやすく、ワタクシのような音楽素養のない素人にも解きほぐしてくれる…所があって(感情に訴えてくるのではなくて)、希有でおもしろいな〜と感じるのですが、…さて、どうでしょう?(笑)


そんな知的な指揮者さんかと思いますが、大フィルや作曲家や、…音楽への彼なりの真面目な情熱を感じられる演奏ぶりには、ワタクシ親しく嬉しく♪拝聴いたしました。。。