のりこうのくうねるあそぶー

左手生活①

不浄の左手
一番目に不便を感じるのは、御不浄時(トイレ)だ。
うまく拭けない。
「不浄の左手」を使い慣れたイスラム教徒なら
右手を使えなくなっても、
左手は器用に動くのだろう。
こんな時なら、御不浄時以外にでも左手を使うしかあるまい。
使う…よな…?

三角巾の発見
肩が凝る〜。は仕方がない。
食べ物のカスがたまる。
パンくずにご飯くず、ブラックホールのように
落ちていく。
汁の染みなどもできて、赤ちゃんのエプロン状態。
汚ったね〜。
っつうか……情けない。

散歩・せんだん
夕方、漫画を買いに、散歩に出た。
ため池のそばに大きな栴檀(せんだん)の木があって、
たわわに花を咲かせていた。
薄紫色の五弁花。古名は「おうち」
見事な枝振りから鎌倉時代以降、さらし首の木に使われた
という縁起の良くない木だが、
花も秋実る実も可愛くて、好きだな。
そういえば、時計草の花もどこかの垣根に咲いていた。
植物の名を覚えるのは難しいけれど、
知らないと目に付かないものが、名を知るとたちまち
見えてくるから不思議。
今も見えないものだらけの世界で暮らしている。
なるべく名前を覚えたいな、
とは思ってるんだけどね…。