のりこうのくうねるあそぶー

『永遠の0』


製作2013年日本
監督:山崎貴 http://eiga.com/movie/58291/


原作読むために観たんですけどね。まぁ泣かせる映画としてはよく出来ていたのではないか。かなりの啜り泣きが聞こえました。
主人公姉弟が祖父の足跡を探して戦争のことを調べていくんですが
綺麗すぎて、ワタクシには違和感が。
主人公祖父のドラマにだけ焦点があてられているので、この太平洋戦争の大局的な意味などが伝わっているのか、描かれていないように思う。
なぜ日本はこの戦争に突入したのか。当時の世界情勢や、日本軍の無策無能さによる・・・あの凄惨な南洋戦線・・・等々
なんとなく伝わっているだけで、本当のことを教えられていない教育、
なぜなのか?原因や真理を追及しない国民性? 
映画見て、泣いて「良かったよー」って言い合って、今の平和を喜び?なんとなく平和主義でいられる・・・安楽さに、時々ムカつきながら、・・・どうしようもないんですけどね。
原作パラ読みしただけだけど、短い時間の映画よりは、ちゃんと描かれているようでちょっと安心。
題名の綺麗さからも、手に取りやすい本として、まぁ入門としても興味をもってもらうだけでも意義があればいいかな、と思う。いつか、読む予定。

大脱走』っていう大昔のマックイーンらがカッコいい映画があるんですが、あれも大戦中の話で、当時ドイツ軍の捕虜になった祖父を持つカナダ人の方が毛嫌いしてたのが、忘れられない。