のりこうのくうねるあそぶー

ハチミツとクローバー


シネ・リーブル神戸にて
監督 高田雅博

  • 初めに

 言わずと知れた大人気コミック『ハチミツとクローバー』原作の映画です。原作大好きです! 出演者の評判も良さそうなので観てきました。
 新聞評では「肉欲がなくて、嘘っぽい」みたいなことを、「その分『NaNa』の方がリアル」とかみたいなことを、書かれていましたが、『ハチクロ』はそんなことを問う作品じゃないのになと思いつつ、その夢っぽい漫画のままに、甘酸っぱく映画も描かれていて、良かったです。 (「NaNa」はナナで、大好きですヨ!)

  • 映画館

 まずシネ・リーブルの神戸は初めて行きました! 大阪より良い感じな映画館で、すんごく好きになりました。過去の映画から、アンケートランキング?が張り出されてあって〜、好きな映画がいくつかベスト20位入りしてて嬉しかったです。
 そして映画の観客も、平日のレイトショー(20:25〜)なのに結構いて(40人位?)感心しましたv

  • ストーリー(?)

 コミックのままで、美大生のほのぼのとした日常&恋愛(片想い)〜。
 ですが、原作と違和感あったのは、映像として学校風景がリアルだった(つくば大)のと当然に、大学らしく人(色んな美大生)がうようよいましたね(笑)!学生さんたち撮影楽しかったでしょうね。
 そんな、違うところと言えば、はぐちゃんともりたんの交流でしょうか。天才同士を知る、というか、認め合うって場面がまあ主軸でもありました。 
 不満と言えば、時間の経過感が、足りなかった気がします。
 

  • キャスト

 なんといってもキャラが大事!な作品ですから、そこはもう〜(>_<)!!
 なんといっても、はぐちゃんカワイイ〜っ!!!! もりたんカッコイイ〜っ!!! と、叫びたいわけです、ハイ。
 あーいう一種いろものてきキャラの方が再現しやすいのでしょうかねぇ。

 
 もちろん、竹本君も山田さんも間山君も他の方たちもキャラは出ていたのですが、これは脚本等々の問題もあるでしょうが、魅力的かという意味では、上の二人よりやや落ちる感じがします、私感です。竹本君は誠実でまだ良かったんですけどね。
 コミックであんなにも切々と描かれている山田さん間山君ふたりは、ちょっと説得感がなく、魅力も少なかったような気がします。ストーカー気味の似た者同士の表現はおもしろかったですけれども…。

  • シーン 

 原作を思い出せないのだけど(どうだったかどうか)、みんなで海に行くシーンは良かったですね! 楽しい時間が、一瞬であるきらめき感があって、うるる…と、少しだけ。
 はぐちゃんと、もりたんの交流〜ま自分の作品をはぐちゃんの目の前で燃やしてしまうもりたん。ちょっとカッコよすぎです〜!!!

  • テーマ(?)

 「片想い」なんでしょうー(?)。
 おそらく時間の関係上脚本的に、上記の通り山田さん間山君は原作ほどではなかったけど、全員の片想い感は、そこはもう甘酸っぱく描かれてました。青春も出てました。別に肉欲がなくても恋は恋で、「プラトニックラヴ」ってやつは、けっこうえんえんと人の人生の中に残っていくと思うのです。(人によったりするでしょうし、殿方にはどうかわかりませんが)なのでこれでとってもよかったし、切なくも幸福な片想いに、ちゃんとキュンといたしました。

  • 総評

 俳優さんたちも等身大のキャラをのびのび演じられてましたし! 特にスピッツの音楽が、この映画に似合っていて〜晴れやかな気持ちになれました。
(音楽で言えば、はぐちゃんが絵を描いているときに聴いている曲も似合っていて良かったですーv)